フレームに入っているのは、カラー現像できるフィルム「イルフォード XP2」を、セピア風に焼いてもらったプリントです。2020年4月の今、こうして撮影してみても、色あせない綺麗なプリント。15年以上経っているなんて嘘みたいです。
2019年 神戸市長田区の GALLERY FACTOR で始めた 「CAT WEEK 」は、じつは、2005年2月から福岡でスタートした展覧会名を引き継いでいます。当時下関に住んでいたFACTOR店主の長坂が、福岡のギャラリーセレストさんで開いた個展が「CAT WEEK ~愛猫習慣~」であり、その後はセレストさんの企画展名として暫く使っていただいていたのです。
2月22日(猫の日)前後に、多数の作家さんが出品するグループ展としての「CAT WEEK」を、2012年まで盛大に開催されていたセレストさんですが、たいへん残念なことに閉廊なさいました。神戸に戻ってからも、彼の地で「CAT WEEK 」が存続していることに喜んでいた私は、それから何となく、ずーっと、寂しいような悲しいような。
GALLERY FACTOR を作ってから、いつか「CAT WEEK」を復活させたいなぁと漠然と考えていた頃、ちょうど運よく、お世話になったセレストのギャラリストさんと連絡が取れました!「神戸で続けますね。」と、お伝えすることができて本当にヨカッタ。
私は絵画展と写真展のどちらも大好きですが、誰もがスマホで気軽にペットの写真を撮れる時代になりましたから、神戸の「CAT WEEK」では絵画の展示に力を入れます。もちろん、個性あふれる作家さんの作品は平面にとどまりませんから、グッズなどの販売が充実していくことでしょう。
年に一度の「CAT WEEK」で、様々な表現からなる猫の絵に囲まれる楽しさを、より多くの方々にお伝えできれば幸いです。